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空賊団


飛空艇や島など襲撃し略奪などを行う武装集団を空賊と呼びます。
自分から空賊団を名乗っているものもいますが、中には普段は武装商人だったり傭兵だったりする場合もあり、状況に応じて空賊に転ずる集団も結構あります。
概ね、小さな商隊や単独行動の旅人、などがターゲットとなりますが、
飛空艇都市の資源船団や孤立した小さな飛空艇都市などが襲撃されることもあります。


空賊団の編成

一般的な空賊は、中型飛空艇一隻と数機から十数機程度の武装小型飛空艇によって構成されています。
中型飛空艇が母船となり、彼らの生活基盤です。
襲撃時には、中型艇少し距離を置いた位置におかれ司令塔の役割を負います。
中には、遠距離兵器を搭載しており砲撃してくるものもいます。


大規模空賊団

いくつかの名の馳せた大空賊団が存在しています。
これらは、数百から数千の手下を持ち、中型ないし大型飛空艇を多数保持しています。

「レットドラゴン」:最大規模の空賊団、赤い龍の入れ墨を団員は全員入れているので見分け安い。軍隊顔負けの規模を誇り影響力は大きい。若干末端の管理が甘く、偽物も多い。

「カンパネラ」:聖女ルネと呼ばれる象徴的なボスに率いられているが正体は全く不明。団員の結束が固くボスへの忠誠心で団結している。あまり手荒な稼ぎをやらないのでも有名で、公然と孤児院の運営を行うなど変わった空賊団である。

「バッカニア」:武闘派で有名な空賊で、ボスは「片目のジョニー」と呼ばれる偉丈夫らしいのだが、直接会って生き残っているものは少ない。ほぼ名のある国の軍隊とは戦った経験があり、損害に構わず突撃を繰り返す戦法なため、凄惨な戦いになることが多い。

「ハッシッシュ」:空賊というより暗殺教団に近い武装集団。襲撃の際、略奪も行うが大抵は暗殺ターゲットがそこにいる場合が多い。


他にも規模は中規模ですが、強さ勇猛さで名を馳せているの飛空団もあります。

「ブレーダーマン同盟」:ハンス・ブレーダーマンはレーヴァテインのネメシス兵団で副団長にまで上り詰めた経歴をもつ男です。
先読みのブレーダーマンと呼ばれ、作戦立案では右に出る者がいませんでした。
彼がネメシスを辞めた理由はわかりませんが、幹部数名を率いて海賊に転身し、すぐに有力空賊となりました。
規律が極めて厳しく、基本一般人への略奪は一切行いません。

「月の牙」:満月の日のみ、活動を行うという変わった習慣をもった空賊です。
母艦も含めて軽装の高速戦闘飛空艇のみで編成され、襲撃、略奪、撤収まで15分程度という早業です。


アウトロー

空賊とまでは言われませんが、この世界には自分の腕と小型戦闘飛空艇の逃げ足に命をかけるならず者が沢山います。
単体ではそれほど脅威ではありませんが、徒党を組むと暴力集団になり、危険です。