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転送ゲート


現在、旅団アカディミアを中心に新技術「転送ゲート」の研究が行われています。
これは空挺都市間で行う瞬間物質輸送の技術の研究で、最近古い文献が発見され、研究が行われるようになりました。
この研究が完成すれば、都市間での瞬間移動が可能になり、緊急時の輸送などが可能になります。
ただ、現在分かっている限りでは膨大なエネルギーが必要で、実良化しても数十グラムの物体を数キロメートル離れた場所へ転送するのに、
一都市を一日停電にするくらいの電力が必要とのことです。


文献

旅団アカディミアにこの文献が持ち込まれたのは昨年の事で、出所ははっきりしていませんがカンナカムイの深層部という噂が流れています。
文献は非常に古いもので千年以上前のものと推察されています。
内容は転送ゲートの基礎研究データと、試作品についてのものです。
実験のデータも含まれているので、過去に一度製作された可能性が指摘されています。
古代文字で書かれた内容の解析状態は70%ほどです。


試作機

上記の文献のデータを基にして、旅団アカディミアの開発チームが製作した試作機による実験が最近行われました。
実験は一応の成功を収めましたが、大規模の空間のゆがみが発生したため、試作機は緊急停止され破損したと言われています。
実験の成果は0.1グラムのアルミニウムの立方体を送信機から20m離れた受信機へ転送するもので、転送には成功しました。
しかし、常温なのにもかかわらずアルミは液化してしまっており、原因は究明中です。
二回目の実験は一気に能力を数百倍に増強し、生物による実験を計画しています。
実施は来年度を予定しています。