プロローグ
風に舞い落つは木の葉、ただの一枚。
されど地に触れるより早くその身に、横薙ぐ閃光が駆け抜ける。光はさらに縦に抜け、葉を正しく四等分した。
風に追われひらりと、四片と成り果てた葉が舞い散った。
「……足りぬ」
すでに剣は鞘に戻っている。
「まるで足りぬわ」
かつて剣鬼と呼ばれた男『潮 石舟斎(うしお・せきしゅうさい)』は、アビスに感染し心の均衡を喪いつつあるこのときですら、靱(つよ)さを求め続けている。
いや、このときだからこそ、だろうか。
●SWORD DANCER
「あー……立たないでいいから。座ったままで。うん、お願い」
リン・ワーズワース少尉は探究者たちに告げた。困ったような顔をしている。
国際アビス対策機構【デレルバレル】の特別作戦室、レーヴァテイン内に設置されたこの部屋はしばしば、新たな任務の発令に用いられている。
レーヴァテイン精鋭部隊『ネメシス兵団』のメンバーで、ブロントヴァイレス戦でも名を上げたリンは、このところちょっとしたセレブリティ扱いをされるようになったのである。しかしなにより自身が、世間のもてはやしに慣れていない様子だった。手持ち無沙汰な様子で居住まいを正し、リンは着席した。
「それで、今回の作戦だけど」
と切り出して、コホンと小さく咳払いする。
「先日のブロントヴァイレス襲撃で、レーヴァティンのほうぼうが大きな損害を受けたのはみんな知ってると思うけど……」
とりわけ大きなダメージを受けた郊外都市、その一角を占拠した集団があるという。
「バッカニアだのアビスメシア教団だのといったちゃちな集団じゃないの。うん、まあ空賊も教団も脅威だけど、もっと本質的な敵よ」
つまり、と応じる声があった。アビスだな、と。
「その通り」
この世界のキーワードのひとつ、それが【アビス】であることに疑いの余地はない。かつて存在した大地を覆い尽くし、空に逃れた人類を今なお追ってくる黒い存在、それがアビスである。
生命を直接呑み込むことだけがアビスの性質ではない。ブロントヴァイレスのような魔生物を産み、アビスの霞といった災害現象を招き、人や動物、ときにはアニマを【汚染】する。
「簡単に言うよ。立ち入り禁止区域に指定された都市の残骸を、アビス感染を受けた人間の集団が占拠している。これを倒すことが今回のミッション」
といっても、感染を受けた一般人が相手だというのであれば、よほどの大集団でもない限りメディカルセンターでも出動すればいいだけのことだ。探究者を集め指令を下すほどの話ではないはずだ。そこには理由がある。
「それは、相手が一般人じゃないから」
かつてそこには剣術の道場があったという。名は『撃流(げきりゅう)』、実践的な剣術を教えていたらしい。
「私は剣については詳しくないけど……開祖の潮 石舟斎という人は、剣の強さを追い求めるあまり【剣鬼】とあだ名されるほどの人だったと聞いてる」
石舟斎一派は総勢十数人、いずれも剣士だがなかでも、石舟斎の娘【綾(あや)】、一の弟子【イワン】は卓越した使い手だと言われている。
「アビス感染は治療の余地がある……できれば救ってあげたいところだけど、少なくとも石舟斎自身は【感染3】と言ってもう手遅れの状態だという情報は得てる……他の敵についても、殺害はやむを得ないものと思って」
ビルが倒壊し橋が崩れ、廃墟と化した都市の片隅、鬼の魔剣と相対する者は誰(たれ)か。エスバイロの使用も可、正攻法、奇策、いずれにせよ万全で挑みたい!
解説
剣鬼と呼ばれた修羅と、斬り結ぶ戦いが始まります。地形はかつて都市部であった廃墟、物陰には不自由しませんがそれだけに死角も多いと言えます。
剣で挑むも銃を用いるも、エスバイロの使用も自由、なによりあなたたちにはアニマがいます! 心をひとつにして戦いましょう。
敵はアビス感染により戦闘本能に駆られた集団です。放置しておけば彼らの感染度合いは進み、人でなくなってしまうかもしれません。
治療できる者(感染状態が【感染1】から【感染2】の段階にある者。専門の医療知識がなくても、ある程度は外見で判断できます)は倒して治療するのが望ましいところですが、全員斬り倒しても成功は成功とします。
『撃流(げきりゅう)』の使い手は数こそ多いものの、弟子クラスであればそれほど強敵ではありません。むしろ【感染1】程度なら計算力や判断力が落ちているので、単純な作戦にひっかかる可能性があります。【感染2】レベルになると理性のリミッターが外れかけているので強敵化するでしょう。
とりわけ危険な三人について以下に記します。
●綾(あや)
石舟斎の娘です。小柄な体格を補うため鎖鎌を習得しています。
●イワン
元は西洋剣術(サーベル)を学んでいたそうですが、やがて銃剣に【撃流】を取り入れた独自の剣術を編み出した剛の者です。
●潮石舟斎
基本は日本刀ひとつを使いますが左右両手に剣を使う二刀流の達人としても知られています。すでに【感染3】状態であり、斃す以外に救う方法はないでしょう。
ゲームマスターより
桂木京介です。
よろしくお願いします。
戦闘が中心となるエピソードです。踊るが如く流麗な動きを見せる魔剣士たちと斬り結び、戦って打ち勝ちましょう!
力押しばかりが戦いかたではありません。非戦闘系のキャラクターでも、十二分に活躍できる場面があるはずです。あなたらしいアクションプランをお待ちしております。(こちらには【アニマ】の助力があることもお忘れなく!)
なおエピソード難易度は「難しい」と設定しましたが、実際は「普通」と「難しい」の間くらいと考えて頂ければ結構です。
こういったエピソードは作戦が鍵となるので、相談掲示板で話し合っておくことをお勧めします。一人で突出して動くと思わぬ危機に陥るかもしれないのでご注意を。
また、フレーバーが余りそうなら台詞で埋めてみましょう。そのほうが楽しくなると思います!
それでは、次はリザルトノベルで会いましょう!
あなたのご参加をお待ちしております!!
桂木京介でした。
SWORD DANCER エピソード情報
|
担当 |
桂木京介 GM
|
相談期間 |
6 日
|
ジャンル |
戦闘
|
タイプ |
ショート
|
出発日 |
2017/10/22
|
難易度 |
難しい
|
報酬 |
多い
|
公開日 |
2017/10/31 |
|
蛇上 治
( スノウ )
|
ヒューマン | マッドドクター | 25 歳 | 男性
|
|
|
【目的】ヴァ二ラビットさんと共に石舟斎と戦う 【戦闘】門弟が引き離されたら石舟斎と戦う 地上戦を行う ヴァ二ラビットさんのサポートとして動く 敵の攻撃に対しては回避でなく必ず防御を行う 回復はヴァ二ラビットさん優先 自身の行動時にHPが10以上減っていればファストヒーリングを使う 9以下で出血状態ならメディブラッド、状態異常がないならあやしいおくすりを使う ヴァ二ラビットさんに回復の必要がない場合は同じ条件で自分に回復を行う どちらも回復の必要がなければ通常攻撃 回復が間に合わずヴァ二ラビットさんがあと一撃で倒されてしまう場合は庇う
|
|
|
|
持ち物 ・エルリック ・抗アビス薬 ブリスコラに乗って綾に接近。目障りなほど飛び回って綾を決闘に誘う 一体一になったらブリスコラを降りて戦う 戦闘時はエクスのサポートを受けつつ、エルリックをウェポンマスターの技量とエネルギーブレードの半自動行動を利用して使いこなして迎撃 鎖による絡めとりや鎌攻撃は防御か回避、その都度出来る方を選んで対応。攻撃後に隙があったら手足を狙って反撃する 武器を取られたり足を絡められたら、エクスにオーバーチューンしたブリスコラを綾に突撃させるよう指示 綾が怯んだり意識が逸れたら即座に接近。全力で腹パンを叩き込み気絶させる その後、どんな手を使ってでも抗アビス薬を飲ませて助ける
|
|
|
|
【目標】 撃流一門をできるだけ助ける 【こんな事もあろうかと】 ・液状化抗アビス薬 噴霧器で範囲散布できる 一定時間空気中に漂うので、感染者を纏めて強制治療するのに便利 門弟s対応班へ ・試作型抗アビス弾 特殊なフランジブル弾、弾丸を形成する金属粉末に抗アビス薬を添加している 感染者の硬皮を貫通し内で粉砕するようにいろいろ模索中 スナイパーさんへ 【行動】 一門のアニマ達と会話して、皆を治療する為に協力してもらう 銃剣のイワンさんにエスバイロ騎乗で追従対峙、あくまでも後衛の盾がわり イワンさんの前にナノマシンを傘状に展開&回転、攻撃を止めるより向きを反らして時間を稼ごう 反らし先を読みにくくするため、回転に緩急つけるよ
|
|
|
|
・フィール 対応相手:綾(後衛) エスパイロに乗って、上空から支援するよー。 最初はへんしーん☆トランスで能力底上げしてから行動する。 上空から、きゃるーん☆テンペストで攻撃して怒らせて冷静さを更に失わせて直接戦闘しやすくするよ。 綾の相手が早めに終わったら、他の対策をしている人達の援護に回る。やる事は何にもかわらないけどね! ・アルフォリス 目標の探索を行うぞい。熱源探知でもやれば一発じゃろう。 見つけたら皆に連絡した上で行動開始じゃな。 フィールの魔法をより有効に使う為、味方との連携、撃つタイミングの計算やら、やる事はいっぱいじゃのう。
|
|
|
|
目的 助け出せる限りの感染者の治療 心情 どんどん意識がなくなるのって辛いじゃん?ワタシはそんな人たちをちょっとでも元に戻したい そのために怪我しようと倒れそうになろうと関係なく戦うよ 患者から目をそらさない、それが医者としての在り方だから 行動 ドーピングクッキングで前衛の人は攻撃メインの人はSTR、防御メインの人はVIT、後衛の人はDEXを上げるよ! 全員は無理だと思うから、やばそーな人優先で! それが終わったらワタシは門弟さん達の相手だー!一番初めにあやしいおくすりを打って準備万端!エスバイロを使って翻弄しつつ、治療を行うよ! 後衛のエルマータさんの方に行きそうな人たちには体当たりィ!前衛の役割は忘れない!
|
|
|
|
【門弟s】 アリシアと協力して門弟達の対処に当たる。 立ち位置は後衛、援護中心。 可能であれば、弾をゴム弾のような非殺傷のものに変えておく。不可能な場合も急所は避け、できる限り命は取らないように戦う。 アクアから抗アビス薬入り弾を受け取れた場合、そちらを使う。 ドーピングクッキングの料理もいただいておく。 アニマのアルにはエンチャントを頼み、武器のモノ70を強化してもらう。 まず、スキル「レールガン」「フラッシュエイム」を併用。こちらからいちばん近い門弟に突然の攻撃を行い、動揺を誘う。 その後はアリシアと連携を取りつつ、1人ずつ攻撃を行っていく。 門弟達が片付いた場合、対イワン→その他の順で加勢。
|
|
|
|
◆担当 潮石舟斎 エスバイロは用いず地上戦 前衛として対決 ◆アニマ 基本プライベートモード、センシブルによる強化と 余裕のない主人に代わり戦場の形勢、治の様子を逐次報告 ◆行動 治と二人で石舟斎と対決 二対一でも勝てないのは承知 皆が撃流一門を倒せるまで時間を稼ぎ、最終的に協力して撃破を目指す 手加減の余裕はないし、殺す気で 治と二人の間は防御重視。皆が合流できるか、逆に敵が合流しそうなら積極攻勢に切り替え 癒し手の治を優先して狙ってくるようなら逆用 アニマの報告で、治への攻撃に割り込むよう攻撃して防御を狙う 『エネルギーブレード』は初手および攻勢に出る際に使用 普通は反応できないようなタイミングで使い、不意を打てれば…
|
|
|
|
・目的 アクエリアが持つ内に銃剣持ちをどうにかしねえとな ・動機 剣鬼ねえ、堕ちちまったらただの鬼じゃねえのか。 ま、そこまで進んだ感染者に言っても仕方ない。 どんな理想や意思があってもアビスに愛されちまったら意味がないのさ。 明日は我が身…にならない為に、大人しく俺の薬代になって貰うぞ。 ・行動 エスバイロに乗って空へ。安全圏から銃剣持ちのイワンへ魔法で狙い撃ちする。 アクエリアが前衛として張り付いてるが、メディックに体張らせて時間稼ぎさせるのは不味い。 とっとと片付けたいが… 3ラウンド待て!とっておきを用意しておくからよ …石舟斎の娘も殺した方が娘の為だと思うがね。 普通は耐えられんよ。俺はそれを支える気もない。
|
|
参加者一覧
|
蛇上 治
( スノウ )
|
ヒューマン | マッドドクター | 25 歳 | 男性
|
リザルト
●アビスの気配
気のせいだろうとは思う。けれど『スターリー』はどうしても、眼帯に隠した右目付近の肌に、暗い疼(うず)きを感じずにはおれない。
(アビスの存在を感じているのですね?)
不意に声をかけられ、スターリーは左目を開いた。アニマの『フォア』が聖女像のように、胸の前で両手を組んだ状態で立っていた。
「まさか」
足下に否定するも、きっとフォアには見抜かれているだろうと彼は思う。
「行くぞ」
と言ってエスバイロのエンジンをかけた。
たとえ剣鬼と呼ばれた男であろうと、墜ちてしまえばただの鬼、スターリーはそう考えることにしている。
浮き上がるスターリー機をちらと見上げて、『ブレイ・ユウガ』は気怠そうに操縦桿を握り直した。地上すれすれの高度を保つ。
「勢いで先駈けの名乗りを上げちまったな」
(おやおや、珍しくやる気を見せたと思ったらもうぼやき?)
ブレイに併走するような状態で、彼のアニマ『エクス・グラム』が姿を見せた。砂色の髪が風に躍っている。
「救える状態の感染者はできるだけ救う、って方針だろ。相手はあきらかに格上、それを生かして倒すってのは面倒だ。けど……」
(けど?)
「救える人を殺すのは後で色々としんどいよな、そう思ったから賛成した」
エラいエラい、と幼児を褒めるような口調でエクスは拍手した。
(じゃあ今回はちゃんとサポートしてあげる。だからあなたは最善を尽くしなさい」
「最初(ハナ)っからそのつもりだ」
ブレイはアクセルをぐっと回した。倒壊したビルとビルの間を、ただの一息ですり抜ける。
●刃、閃く
黒い塊が目の前に迫り、ブレイは急角度で機をターンさせた。とっさの判断でエクスが機体に【シンクロ】してくれなければ、まともに喰らっていただろう。
分銅、とすぐに理解した。拳大にした冷たい鉄は、ブレイの額を狙っていた。
ブレイを狙った凶器は、またたく間に廃墟の暗がりに引き戻された。華奢な印象の人影が動くのも見えた。あれが鎖鎌の使い手【綾(あや)】に違いない。
「鎖鎌系女子、か」
ブレイの声を拾ったのは、同じくエスバイロで上空待機していた『フィール・ジュノ』である。
「鎖鎌系? 新ジャンル?」
(どんなジャンルじゃ)
と言うアニマ『アルフォリス』の言葉を聞き流し、フィールはぐっと機体高度を下げた。
小走りで廃墟から飛び出した綾の姿を確認し口笛を吹く。
「おっ、けっこう可愛い子じゃない?」
(左手に鎌、右手に鎖分銅をブン回しておる時点で台無しじゃがな)
「アルフォリスそれ言い過ぎ! じゃあ魔法少女フィール、今日も元気にいっきまーす!」
フィールはステッキをバトンのように、くるくると回転させ頭上でぴたりと止めた。
「へんしーん☆トランス!」
きらきらと輝く。輝きまくる。七色の流れ星が思い思いの方向に散ったかと思うと、フィールは爪先を伸ばした状態で空中に浮かび上がる。同時に着ているものがさあっと、光の粒子となって消失しグラマラスな裸身があらわになった。といってもきわどい部分は巧みに、流れ星で隠されているというのはお約束だ。
(よーし、良い画が撮れたぞネットにながすぞーい。知名度UPじゃー!)
ニヤニヤしながらアルフォリスが言う。
「やめてー!」
と声を上げたとき、フィールの姿はすでに、魔法少女らしいフリルふりふりブーツてかてか、アクセきらりの可愛らしい衣装に変化していたのであった。
「綾さんの判断力を奪うって作戦だったよね。上空からどんどん支援するよー!」
フィールはステッキを握りしめた。
「うわっ!」
バシュッと乾いた音を聞いたまさにその瞬間に、『アリシア・ストウフォース』の真横にあった瓦礫から一条の土煙があがった。
(わわわ、アリシア! じゅう! 銃だよ!)
アニマの『ラビッツ』はバタバタと両手を翼のように振って周章狼狽の様子だが、
「でしょうね。銃剣装備の人がいるっていう話だったから」
とアリシアは平然としている。そうして、スキル【ドーピングクッキング】で作成したレーションを『ヴァニラビット・レプス』に手渡すのである。
「ありがと!」
「気をつけて!」
頷くかわりにヴァニラは片手を上げ、身を隠せる瓦礫の背後に飛び込んだ。オーケー、の意味でヴァニラが一瞬だけ振り向くと、すぐに『蛇上 治』が彼女を追い、壁に背をつけて同じ姿勢を取った。
また銃声が響いた。今度はアリシアを狙ったわけではないようだが、それでもラビッツは首をすくめてしまう。
(アリシア、怖くないのっ!?)
「怖いよ」
あっさりとアリシアは言いのけ口角を上げる。
「でもね、怖がってるのは向こうも同じ。むしろ、アビスに侵蝕されてどんどん意識がなくなっていく自分たちを自覚してるから、怯えきってるのはあっちだと思う。自分でなくなっていくのって辛いじゃん? ワタシはそんな人たちをちょっとでも元に戻したい」
銃声がやむと同時にアリシアは、身を低くして前線へ走り出した。迎え撃つとでも言うかのように、刀を佩いた袴姿の若者たちが現れ一斉に抜刀した。そのすらりとした音を聞いても、アリシアの意志は揺るがない。
患者から目をそらさない、それが医者としての在り方だから――これがアリシアの決意だ。
裂帛の気合いとともに刀を振り上げた剣士が、叫び声を上げこれを取り落とした。
「まずは一人……! 最速で撃ち倒すっ!」
排出された薬莢が、硝煙の匂いを立てながら足元に転がった。
よし、と『エルマータ・フルテ』は呟いて新たなターゲットに銃口を向ける。
倒れた剣士だが死んではいない。手の甲を撃ち抜かれただけだ。剣を握れなくなり、手を押さえてうずくまっている。あれならもう戦闘には参加できまい。
「非殺傷のゴム弾が使えたらよかったんだけど、用意できなかったからね。けど、必ず急所は避けるから。きっと救ってみせる」
片膝を立てた膝射の姿勢、土埃よけにゴーグルを下げたままエルは次弾の装填を終えていた。
(エンチャントの具合はどう?)
エルの体から抜け出たアニマ『アル』が問いかける。
「良い感じよ。アル、このままでお願い。少しでも精度を上げときたいからね」
事前にアリシアに渡されたドーピングレーションも効いているようだ。正直味のほうはいただけなかったが、これほど効果があるのなら歓迎だ。
エルはもう一度引き金を引く。押し込むのではなく、優しく絞るように。
「実践剣術の使い手が大勢……厳しい戦いになりそう。でも、このまま放ってもおけないし。あたしたちが何とかしなきゃね」
エルのつぶやきは、乾いた破裂音にかき消された。
「なかなか上手くいかないもんだよねえ」
跳ねっ毛気味の頭を、『アクア=アクエリア』はぽりぽりとかいている。
本来ならここでアクアが「こんな事もあろうかとぉ!」という頼もしいセリフとともに新発明、液状化抗アビス薬を噴霧器で散布する予定だった。霧状となった薬品が、感染者に治療を、味方にアビスへの抵抗力をもたらすという高い効果が期待された。
だがそんな大発明が、そうそう上手くいくものではなかった。液状化の時点で研究は破綻したのである。
ならば、とアクアは次に弾丸、その名も試作型抗アビス弾の開発に着手していた。これは特殊なフランジブル弾で、弾丸を形成する金属粉末に抗アビス薬を添加しているという優れものだ。これまた強力な効果が期待された。
しかしこれもやはり試作にすら至らず、結局断念せざるを得なかったのだった。
ならばアクアは戦意喪失してしまったか? 作戦参加を放棄したか?
否、アクアにはなお情熱がある。探究者としての矜持、ドクターとしての使命感もある。発明の失敗は悔やまれるも、それだけにむしろいっそう、自分の果たすべき役目に魂を燃やした。
その役目は、盾だ。エスバイロを駆り、長距離攻撃を自分に集中させること。
「イワンさん、あなたのその技量が、アビスの拡大に用いられるなんておかしいと思いません!?」
すでにアクアは、銃剣の使い手【イワン】を発見していた。ぬらりとした細身、長身のエルフだ。頭部はスキンヘッドで、髪がないせいか尖った耳が目立っている。目の周りが黒いのが、アビス感染の証である。
「……!」
イワンの攻撃は初弾を除くと、ほぼアクアにのみ向けられていた。イワンはアクアの言葉に応じない。だが自分の頭上を舞うアクア機(アニマの『フォブ』がシンクロし宿っているため、高い機動力を発揮している)と、アクアが振りまいた複数のナノマシンばかり狙っているところから判断して、まだ言葉を解する程度の知性は残っていると考えられよう。
「フォブ、ボクらの役目は少しでも時間を稼ぐことだ!」
アクアはナノマシン群を傘状に展開し、さらに全機を一斉に、メリーゴーラウンドのように回転させていた。攻撃を止めるより向きを反らすことが目的だ。灰色の空を舞う回転木馬は、あえなく一機また一機と撃墜されてゆくも、そのすべてが消える前に味方の行動があるとアクアは信じている。
やはり眼帯の下に疼きを感じる。苛立ちを感じる一方、初恋の少女に再会したとでもいうような、懐かしいような気持ちが湧いてくることにスターリーは戸惑ってもいた。
これは、何だ。
アビスが呼んでいるとでもいうのか。
首を振りその気持ちを払い落とすと、スターリーはエスバイロの高度を下げた。
「アクエリアが前衛として張り付いてるが、メディックに体張らせて時間稼ぎさせるのは不味い」
急いで準備を整えよう。
(魔法少女の出番ですね、まずはへんしーん……)
フォアが言いかけるもスターリーは遮った。
「フォア、何年相棒をやっていると思ってる。魔法少女のスキルはスキル名を宣言するのが暗黙の了解化してるが、言わなくてもそれに適した魔力管理はできるだろ?」
(まあ、そうだけど、でも)
「でも、は無しだ」
まずスターリーが繰り出したのは、【へーんしん☆トランス】だ。スターリーはさっと黒いマントを羽織ったため、どのような変化が起こったかは定かではない。
つづけて【らぶり~☆バースト】、さらに【まじかーる☆プロージョン】、いずれもフィールであればそれはそれは派手なエフェクトがあったであろう流れであったが、すべてはスターリーの黒いマントの内側で起こり、モノクロームのうちに処理されたのである。
●剣鬼と呼ばれた男
その男が暗がりからぬうっと姿を見せたとき、ヴァニラは全身の毛が逆立つような感覚に襲われた。
蛇上治も、無意識のうちに半歩、下がってしまった己に気づく。
小柄な男だった。骨のような白さの総髪、控え目に見繕っても六十の坂はとうに超えているだろう。いささか前屈みで、眼窩は落ち窪んでいる。ただしその両眼だけは、爛々と白い光を放っていた。
【潮 石舟斎(うしお・せきしゅうさい)】は、顔といわず腕といわずその半ば近くを、アビス感染を示す黒い班に覆われていた。しかしそれよりも強烈な印象を残したのは、彼が黒い影を引きずるように背負っていたことだった。影のイメージはまばたきすると消えたが、感じた本能的な恐怖は、脳裏に焼きついたように消えることはなかった。
石舟斎はヴァニラに眼を向けたが、実際に見ているのか見ていないのかは判然としない。
「足りぬ……まるで足りぬ……」
だが、うわごとのようにぶつぶつと言うや、腰の刀を抜き鞘を落とした。そうして、草履を履いた足でゆっくりと近づいてくる。
(彼は何を、『足りぬ』と言っているのでしょうか?)
震える声でヴァニラのアニマ『EST-EX(イースター)』が言った。
「わからない、力が足りないと言っているのかもしれない」
ヴァニラは迷妄を振り払うように首を振ると、戦斧を両手で構え腰を落とした。戦闘者として彼女は理解している。彼我の間には、大人と子ども並の技量差があるということを。
「力なら、私だって欲しい……貴方のような人を止められるなら」
歯がガチガチと音を立てそうになるのを、ヴァニラはぐっと噛みしめてこらえた。そして叫ぶ。
「イースター、センシブル!」
(任せて!)
アニマが秘められた能力を解放し、その主人の肉体や武器などを最大強化する機能を【センシブル(才能開放)】と言う。持続時間は一時的だが効果は目覚ましい。終末を目の前にしたこの時代、人類の切り札がこのセンシブルなのだ。だがこれはアニマおよびその主人に多大な負荷をかけることになるため、通常は一日一回使うのが限度である。
さらにセンシブルには、副作用があった。
(ああっ……!)
それまで冷静、石舟斎の気迫に押されても取り乱すことのなかったイースターが、突然異様な声をあげた。
苦悶の声ではない。
怒りや恐怖の声でもない。
この状況にはまったくそぐわないだけに、異様、と書いた。
それは嬌声、もっと言えば、快楽に喘ぐような甘さを含む声だったのである。
プライベートモードと非表示の状態を繰り返しイースターは明滅する。
イースターは束ねていた髪を振り乱していた。細い眉が垂れ下がっていた。瞳には涙が潤み頬は真っ赤だ。それでも声を押し殺そうというかのように、彼女は手で口を押さえようとしている。けれどもそれは虚しい行動でしかなかった。身をくねらせ、唇からは涎が一条流れ落ちようとしていた。
(ああッ……ヴァニラ……!)
ヴァニラは目を伏せ口を一文字に結んだ。
センシブルがもたらすもの、それはアニマへの快楽刺激だ。これを【エクスタス】という。人間でいう性的快楽に近いものがあるという説がある。
痴態といっていいほどの姿をさらしていたイースターだが、このときにはもう姿を消している。
呼吸を整えヴァニラは得物を握り直した。何度か経験しているとはいえ、やはりイースターのあの状態を見るのは落ち着かない。
治も事情は察しているのでイースターの状態を尋ねたりはしなかった。ただ、
「いけますか」
とだけ問い、彼女の視線から回答を得る。
(く……来るよ!)
治のアニマ『スノウ』が治を見上げた。治はうなずくと、前進してヴァニラに並んだのである。
「及ばずながら私も加わります」
砂利が散る。剣鬼の草履が地を蹴ったのだ。
●火花
しまった、と思ったときにはもう遅かった。
(マシンにしっかりつかまって、アクア!)
アクアは無我夢中でエスバイロに身を伏せた。一時完全に天地逆になったエスバイロだがなんとか体勢を取り戻し、そのまま瓦礫の山に突っ込んだ。幸い落下地点は砂地だ。衝撃は吸収されている。
イワンにエンジン部を撃ち抜かれたのだ。幸い銃弾は燃料タンクを逸れたゆえ爆発は避けられたものの、墜落は免れなかった。それでもアクアが擦り傷程度で済んだのは、フォブの判断が正しかったゆえだろう。
だがここまで戦えただけで十分だ。すでにスターリーとエルの攻撃で、門弟はすべて戦闘不能状態になったのだから。
「イワンさんは!?」
顔を上げたアクアは見た。ライフルを提げたエルが腰を屈めながら走り、イワンと銃撃戦を展開しているのを。
イワンは数発撃ったところで急前進を始めた。エルの弾丸を避けようともしない。
「弾が切れたようだな」
いち早くこれを察したのはスターリーだ。銃剣での接近戦に持ち込むつもりだろう。だとすればエルにはいい状況ではない。
(では参りましょうか、必殺のまじかーる……)
フォアが嬉しそうに声を上げるも、スターリーは静かに言うだけだった。
「スキル名宣言は無しだ、フォア」
上空のスターリーからきらめく魔法弾【まじかーる☆プロージョン】が飛びだし、イワンに向かって牙を剥いた。
こころなしか色彩に乏しい魔法弾だったが威力は折り紙つきだ。イワンはこれを背に受けても耐えたが足が止まった。構えたライフルが上を向く。
「これが付け入る隙……!」
エルがこのタイミングを見逃すはずはなかった。
ぱっと立射の姿勢を取ると、エルはイワンの肩を撃ち抜いたのである。利き腕の側の肩を。
どっと倒れたイワンだが、数秒もせぬうちに助け起こされていた。
「……?」
目を開けたイワンが見たのは満面の笑顔であった。
「さァ、治療を始めようかァ。すぐ治してあげるからねェ」
そう、アリシアの笑顔だった。
ちょっと黙っててよお、とフィールは泣きたい気持ちであった。
それというのも、
(なぜ正面から戦わんのじゃ! ああいう敵と戦えば、キワドイ角度で服を斬られまくられるシチュエーションがあるじゃろうが!)
耳元でガンガン、アルフォリスがわめいているのである。フィールの服がいっこうに破れないことにご立腹らしい。
「魔法少女らしい支援攻撃をしてるんだから、そうそうそんな場面にはならないのっ!」
(あの綾とかいう娘はわかっておらん! どっちかというと自分のほうが服ボロボロなのじゃからな! モブキャラでないならちゃんと活躍せんか!)
「敵を応援しているみたいに聞こえるんだけどっ!」
(しかし……ああいう袴姿で乱れるというのもありといえばありじゃな。今度フィールに試させてみるか……)
もうなに言ってんだか、フィールは天を仰ぎたい気持ちだが、自らの役目を優先するのである。
「セクハラ反対! 【きゃるーん☆テンペスト】!」
ぴかっと光った魔法の光に、綾の目は奪われた。ブレイに投じかけていた分銅を、彼女は空に向けて放り上げる。
「かかった!」
ブレイはこれを見ると、斧を振り上げ綾に飛びかかった。
だが信じられないことが起こる。空中で鎖は鋭角の弧を描き、分銅を先にして落下、ブレイの利き手を絡め取ったのである。
綾は無表情のまま鎖を握る腕を引いた。ブレイはたたらを踏む。同時に手首を締めていた鎖が強まり、斧を落としてしまう。
「万事休すか……!」
綾の引く力はさらに強まった。彼女の左手には鋭い鎌がある。
しかし綾は直後よろめくことになった。彼女の後方から急接近してきたエスバイロが、どすんと背中を撲ったためである。
(作戦成功!)
エスバイロをコントロールしているのが、エクスであることは言うまでもないだろう。
「いい鎖鎌術だ。感動的だな……だが古風だ」
急迫の勢いそのままに、ブレイは綾の腹部に拳を入れる。体をくの字に折り曲げ、彼女は膝を付いた。
「すまんね。このような策を使ってしまって……だがこれが君を生かすためなんでね」
ブレイは綾を見下ろす。気絶しているが命に別状はなさそうだ。彼女の首に残る黒い染みは、アビス感染によるものだろう。
「気絶してるけど薬飲めるか? まあいざとなりゃ俺の初キッスを犠牲に口移しすりゃいいか」
と言った彼の視界に、怖い顔をしたエクスが割り込んでくる。
(……最善尽くせと言ったけどそこまでやっていいとは言ってないわ!)
●ひとひらの雪
防ぐのが精一杯、石舟斎の猛攻に、ヴァニラは呼吸する暇すら与えられない。
「……ッ!」
何度も、何度も刀が振り下ろされる。まるでヴァニラの力量を試すかのように、上段からの一刀を石舟斎は繰り返した。
致命傷こそ避けたものの、もはやヴァニラにはほとんど体力が残っていない。ついに膝を付く。
もう駄目、そう思ったときだ。
なにか白いものが、自分と剣鬼の間に立ちふさがった。
「医師の役目は」
両手をひろげ石舟斎に立ちふさがったのは治だった。
これが彼の下した結論、彼なりの全力のサポートである。
「人命を救うこと、ですからね」
袈裟懸けの一撃だった。治の肩口から胸部にかけて、白衣に定規で引いたような裂傷が走っている。
オールバックに固めた治の前髪が、剣の風圧で煽られたかはらりと垂れてくる。
わずかの間があって、派手に血液が飛び散った。ネクタイの切れ端が、血をたっぷり吸った雑巾のようになって落ちる。
倒れそうになる治の背中に誰かが抱きついていた。
(治……治っ! なんてことを!)
スノウだった。治の命を、つなぎとめるかのようにしがみついている。スノウは金貨のような輝きの瞳から、後から後から涙をこぼしていた。
「……心配は、いらない、スノウ……ちゃんと計算して踏み出した……から……」
いくら抱きとめようとしても、アニマたる身にはかなわぬことだ。スノウの願いも虚しく、治は仰向けに倒れ込んだ。
治は、自分を見下ろしている老人を見た。返り血を浴びてなお、刀を構え直そうとするその姿を。
「【メディブラッド】……を、使う……」
大丈夫だ、と治は唇を動かした。
視界が暗転する。
刃のうなる音を治は聞いた。それに魔法が炸裂する音、銃声も聞いた。
エスバイロのエンジン音も。
そしてこの声が、治を叩き起こしたのである。
「あやしいおくすり一丁ォ! すぐに効くからァ!!」
よほど飛ばしてきたのだろう、はぁはぁと荒い息を立てながら、アリシアは白い歯を見せて笑っていた。
スノウもいる。ひしと抱きついてきた。触感はないけれど、自分が生きているという実感を治は得た。
「アナタこういう状態をなんていうか判るっ?」
アリシアが治に訊いてきた。
「さあ……?」
「医者の不養生!」
なんか違うような、と治は思った。
治が倒れたのと、残る探求者たちが石舟斎に集中攻撃をかけたのはほぼ同時だった。
最終的にフィールの攻撃が石舟斎を倒したのである。
たしかに探究者による一斉攻撃は苛烈だっただろう。だが、ヴァニラはこの勝利を認められなかった。
「そんな馬鹿な!」
あれほどの剣豪がこんなに簡単に膝を折るはずがない、そう考えたのだ。
アクアも同じ疑問を抱いていた。
「フォブ、ちょっと頼まれて」
(もう、つながってるよー)
さすが以心伝心、アクアが石舟斎のかたわらにしゃがみこんだときにはもう、フォブは石舟斎のアニマに接続を開始していた。
間もなく、乱れた映像ながら一人のアニマが姿を見せた。
白い着物姿の少女である。映像が粗い。
「雪と申し……す。……りがとうござ……、た」
石舟斎のアニマは深々と頭を下げた。
「お礼? あたしたちはあなたの主人を殺そうと……」
エルが言いかけるも、雪は首を振った。そして石舟斎の腹部を示したのである。
「……そうか」
スターリーが石舟斎の腹帯を解いたとき、すべてが明らかになった。
彼の腹部には、さらしがきつく巻いてあった。しかしさらしはすでに赤黒く染まっている。内側から染み出たもので汚れたのである。
「『陰腹』というものですね。聞いたことがあります……彼は我々との決戦を前に、すでに切腹していたのでしょう」
まだ顔色は悪いものの、治は咳き込みながらそう告げた。
黙ったまま雪はうなずき、微笑んだ。そうして、掌で溶ける雪のようにだんだんと消えていったのである。
それは、潮石舟斎の最期をも意味していた。
依頼結果
作戦掲示板
|
[1] ソラ・ソソラ 2017/10/16-00:00
|
おはよう、こんにちは、こんばんはだよ! 挨拶や相談はここで、やってねー!
|
|
[27] アクア=アクエリア 2017/10/21-12:36
|
とか言いつつも、本音的には「倒したら他を手伝ってー!」ってなりますが…(`=ω=´;)
|
|
[26] アクア=アクエリア 2017/10/21-12:32
|
分担更新です。
●潮石舟斎(一刀、または二刀:感染3) 前衛:ヴァ二ラビット[万能] / 後衛:蛇上[医者]
●イワン(銃剣:感染2?) 前衛:アクア[医者] / 後衛:スターリー[魔法]
●綾(鎖鎌:感染2?) 前衛:ブレイ[万能] / 後衛:フィール[魔法]
●門弟s(感染1~2) 前衛:アリシア[医者] / 後衛:エルマータ[銃士]
(以上敬称略)
お約束のvs形式に! 本来、前衛に足留めされた相手を、後衛が一体ずつ集中して落とす…のが正道なんでしょうけど、テーマ的にもこういう燃え展開、アリですね(笑
|
|
[25] フィール・ジュノ 2017/10/21-06:45
|
綾の後衛対策いないみたいだから、私そっち向かうね!
|
|
[24] アリシア・ストウフォース 2017/10/21-00:58
|
ごめん!ちょっと勘違いしてた!ステータスだからAGIとかSTRの方だよね! 各々に合いそうなステータスを上げるようにする予定だけど…これ上げたいとかあったら聞くねー。ギリギリになっちゃうけど、そんな感じでよろしく!
|
|
[23] アリシア・ストウフォース 2017/10/21-00:51
|
うん、分かったー!じゃあ、門弟sの相手をするね! それと流石に全員分配る余裕はなさそうだから、やばそーな人中心に渡していこうと思う! エルマータさんには物理命中上げる料理を渡すと思う! ワタシは自分で回復しつつ治療をやってみるね。
|
|
[22] エルマータ・フルテ 2017/10/21-00:35
|
了解。それじゃぁ、あたしは対門弟sの後衛だね。 今のあたしのスキルだと一度に複数は相手取れないから、アリシアさんの援護をしつつ1人ずつ対処かな。 門弟の人達なら助かる目はかなりありそうだし…弾をゴム弾にするなり、急所を外すなりするよ。 あと、アクアさんの言ってた抗アビス薬入り弾が使えそうなら、そっちも撃つようにするね。
|
|
[21] アクア=アクエリア 2017/10/20-23:41
|
>アリシアさん では、門弟sの対応お任せしてもよいですか? ドーピングクッキングは、ダイス目次第とはいえステータスの上昇幅が大きいので有効だと思います!
>エルマータさん ボクは銃剣イワンさんの前衛につきますので、アリシアさんのフォローお願いいたします。 できれば早く平らげて加勢に来てくださいね。(拝みつつ
|
|
[20] アリシア・ストウフォース 2017/10/20-23:15
|
色々纏めてくれてありがとー。 後方支援多そーだから、ワタシも戦闘にまわった方が良さそうな感じだよね?アクアさんの所にワタシが代わるのでもいーし、イワンさんの相手でも大丈夫だよー。 それと、最初にスキルのドーピングクッキングの料理を食べてから、戦いに挑むのもありだと思うんだけど…どーかな?
|
|
[19] エルマータ・フルテ 2017/10/20-23:09
|
今のところ、後衛の空きが2箇所かー。 前衛も1箇所空いてるけど…純前衛で前は固められそうにないね。 あたしが拳銃か小銃あたりを持ち込めれば、門弟相手ならギリギリ中衛くらいには立てるかな? イワンさんの前衛がフリーなのは厳しそうだし、アクアさんには対イワンさんの前衛に移ってもらった方がいいかも。
|
|
[18] ヴァニラビット・レプス 2017/10/20-22:44
|
ちょっと間が空いちゃってゴメン。 まとめありがとう。割といい感じに分かれてはいる、かしら…?
>治 > うん、地上戦でOKよ。 ヘタな小細工が通用する相手でもないでしょうし、私も上から狙い撃てるようなスキルも武器もないしね… 防御重視で粘りながら、『デュエルブラッディ』か『アーツラッシュ』で一発カウンターって感じで考えてるわ。
|
|
[17] 蛇上 治 2017/10/20-20:01
|
前の発言で地上戦前提みたいに言ってしまってますがエスバイロでも大丈夫ですので、メインで戦うであろうヴァニラビットさんの戦いやすい方にしてください>石舟斎
|
|
[16] アクア=アクエリア 2017/10/20-18:03
|
こう見ると、銃剣イワンさんがフリーで危ないですね。
どなたかに門弟対応を頼めるなら、ボクがイワンさんの前衛にまわりますけど、どうしましょうか? エスバイロが頑丈なバイコーンなので、ナノマシン回復併用すれば時間稼ぎぐらいはなんとか。
前衛班が足留めしてる間に、後方支援班が各個撃破していってくれたら理想的かなって思います。
|
|
[15] アクア=アクエリア 2017/10/20-18:01
|
現状の分担です。
●潮石舟斎(一刀、または二刀:感染3) 前衛:ヴァ二ラビット[万能] / 後衛:蛇上[医者]
●イワン(銃剣:感染2?) 前衛:なし / 後衛:スターリー[魔法]
●綾(鎖鎌:感染2?) 前衛:ブレイ[万能] / 後衛:なし
●門弟s(感染1~2) 前衛:アクア[医者] / 後衛:なし
●後方支援 アリシア[医者]、エルマータ[銃士]、フィール[魔法]
(以上敬称略)
|
|
[14] フィール・ジュノ 2017/10/20-05:17
|
魔法少女フィール参上……わかってる。遅れてごめんなさーい!
エスパイロで上空から援護するよー。
いつも通りきゃるーん☆テンペストで怒らせて、命中率を大幅に下げさせようと思ってる。
誰か、援護欲しい人がいたら言ってくれれば手伝うよー。
|
|
[13] 蛇上 治 2017/10/19-19:23
|
了解です>ヴァ二ラビットさん では、サポートに回りたいと思います。 戦う時は地上戦でよろしいでしょうか?
|
|
[12] アクア=アクエリア 2017/10/19-18:57
|
ボクのプラン予定です。 1)エスバイロに乗って、門弟sを危険な3人から離れた所に一纏めにする 2)(プランが通れば)液状化抗アビス薬を噴霧 3)ネットを落とし、更に上からバイロ乗っかりで行動阻害 4)強制治療(人数が多いので、誰かに手伝ってもらえると嬉しいです)
感染者達のアニマに働きかけて協力してもらえたなら、戦いが楽になるかも。 仮にエスバイロがあっても、アニマにそっぽ向かれたらまともに動かせないものね。 後は、門弟sを何とかできたら、潮石舟斎のアニマにも話しかけてみるつもり。
|
|
[11] ヴァニラビット・レプス 2017/10/18-21:51
|
そういえばエスバイロ使えるのね…剣鬼一門はどうなのかな? あわせてくれるならいいんだけど、得物が近距離の私だと空対地になっちゃうと厳しいかな…
>対戦相手 近接メインのクラスが強敵を押さえないのはまずいでしょうし…石舟斎を希望しておくわ。 ただちょっとレベルが不安だから、できれば治と一緒にお願いしたいけど、いいかな? 一騎打ちに拘る必要もないと思うし、一騎打ちで勝てる気もしないし…
|
|
[10] 蛇上 治 2017/10/18-19:51
|
私はスピード型エスバイロではないので地上戦でいきます。 銃剣を先に潰すならそちらに攻撃を集中した方がいいでしょうから、石舟斎を相手したいと思います。誰か石舟斎に行きたいという方がいれば譲ります。
|
|
[9] ブレイ・ユウガ 2017/10/18-16:12
|
ドーモ、マーセナリーのブレイです。挨拶が遅れて申し訳なく
乗り物使っていいなら、そいつでかく乱しつつ攻撃って感じで行こうかなと思ってる 幸い俺のエスバイロはスピード特化型だし、アニマに操縦補助してもらいつつスキル活用すれば結構戦えるんじゃね?
ちなみに強敵に関しては綾って子の相手をしようかな 武器が鎖鎌ってのが面倒な感じするが、俺が他の二人とまともに戦える気がしねえ
|
|
[8] スターリー 2017/10/18-01:15
|
んじゃまあ前衛の後ろから魔法で援護させて貰うか。 銃剣を持ってるイワンってのを優先的に落とすつもりだ。
後衛や支援のメンバーに攻撃が届く状況は不味いんでな。
|
|
[7] 蛇上 治 2017/10/16-19:22
|
ドクターの蛇上です。よろしくお願いします。 前衛職の方が2人なので、敵3人を切り離した後の1人の抑えを担当しようと思います。 その場合、回復しながら抑えるつもりなので、後衛の方に攻撃をお願いしたいです。
|
|
[6] アクア=アクエリア 2017/10/16-18:24
|
ドクターのアクアです、よろしく! ボクは判断力の落ちた門弟(軽度感染者)を挑発して、危険な3人から引き離そうかなと思ってます。
あとダメ元で、以下の持ち込みを申請するつもりです。 ・液状化抗アビス薬:エスバイロから噴霧、軽度感染者を一網打尽(できたらいいな) ・試作型抗アビス薬入り弾丸:スナイパさんに狙い撃ってもらう(きっと乱れ撃つほど数はない)
|
|
[5] エルマータ・フルテ 2017/10/16-09:50
|
スナイパーやってるドワーフ、エルマータてず。よろしくね! とりあえずあたしは後方支援に回る予定。 ライフルで前衛の援護かな。 助けられる人がいるなら助けたいし…支給して貰えるようなら、弾はゴム弾にしとくね。
|
|
[4] ヴァニラビット・レプス 2017/10/16-06:15
|
マーセナリーのヴァニラビットよ。よろしく。 最前線以外にできることはないわね。 作戦で考えるべきは強敵3人の切り離しと、切り離した3人とどう戦うか…という感じかしら?
|
|
[3] アリシア・ストウフォース 2017/10/16-00:45
|
アリシアだよー。
そもそもあんまり戦いたくはないかも―治療メインで考えてるー。
|
|
[2] スターリー 2017/10/16-00:24
|
スターリーだ。 面倒事は避けたいんだが、正面きって戦いたい奴は居るのか?
|
|