貴方の嘆きを闇の怨讐に変えてpnkjynp GM) 【難易度:簡単】




プロローグ


 小雨降りしきる中、踏んだ水溜りのしぶきがブーツを濡らす。
 自身の体長ほどもある大剣を背負いながら、フェアリアの女性【ミファレラ】は一歩一歩慎重に進んでいく。
 彼女はまるで光を避けるように街の暗い部分を探し歩いていた。そしてある音声が耳に入った時、その歩みを止める。
 
「この辺りね……」

 彼女が立ち止まったのはとある路地裏の入り口。
 今にも電球が切れそうな街灯が放つ小さな光を背に、彼女は闇を見つめていた。
 彼女の出身地であるレーヴァテインにも勿論こうした暗がりは存在するのであるが、ここ技術旅団ログロムの闇はそれともまた一味違っていた。

「闇をうっすらと包む白い霧、そしてこの臭い……スモッグかしら」

 とてもじゃないが自ずから深呼吸をしたいとは思えないこの空気に、彼女はハンカチで口や鼻を覆う。
 そもそもミファレラは何故この場所にいるのか。それは最近出回り始めたある噂が理由であった。
 そのある噂とは、最近この地域で路地裏から呼びかけてくる声が聞こえるというもの。
 声は少女の様にか弱く、ただ『……来て』と繰り返すだけの雑音。
 だが一度聞こえてしまえば、それを聞き続ける事となり小気味が良いとは決して言えない。
それに対してある者はその正体を突き止めようとする好奇心から、ある者は声の主を助けようとする気持ちから、闇の奥地へといざなわれていく。
 だがそこから帰って来た者は……

「はいストップ。お嬢ちゃん、その先に行くのはあんまりおススメ出来ねぇよ?」
「あら、これでも私……立派な成人女性なのだけど」

 おやおや、これは失礼。とお辞儀をする男。
 彼はミファレラに【エルマー】と名乗り、互いの素性を確認する。

「なるほど。軍人さんとは恐れ入ったね。一目見た時からただもんじゃないとは思ってたが」
「奇遇ね。私もそんな人形を肩に乗せて歩く軍人を見るのは初めてだったから、同じ感想を抱いたわ。ログロムの人間は皆そうなのかしら?」
「まぁここは己が技術の腕だけで生きる頭でっかちのたまり場だ。あんたらから思えば理解に苦しむ部分もあるかもしれないが……【雪白(ゆきしろ)】?」
「はい。ミファレラ様、初めまして。私はエルマーのアニマである雪白と申します。主人共々宜しくお願い申し上げます」

 エルマーの肩に乗る人形から音声が発せられる。
 ペコリと丁寧にお辞儀する姿は、まるで命が宿っているかのようだ。

「……それは?」
「俺の作った魔装技術を用いた生体ユニット、雪白の体さ。まぁもっとも、実際にはミニロボットと言ってしまった方が良いくらい体内は機械まみれだが。しかもこれを操作している間、雪白はアニマとしての機能をいくつか制限されちまうしな」
「使いこなしきれずごめんなさい、エルマー」
「なに、俺がその体を完璧なものにするまでの辛抱さ」

 わずか30cm程の体長なれど。
 たとえ偽りの体であったとしても。
 アニマと触れ合う彼の姿は、この暗がりにおいても彼女にはとても眩しく思えた。

「さて、話が逸れちまった。あんたにも聞こえているようだが、この声の持ち主は普通じゃない。俺の推測が正しければ恐らくアニマから発せられたものだろう」

 エルマーが部下に調べさせた情報によるとこの声が聞こえるポイントは10か所あり、それぞれ声に従って進んでいくと、ある魔術回路によって構成された魔法障壁に出くわすらしい。

「部下をあまり危険に晒したくないんでね。それ以上の詳細は分からないが、これまで声に呼ばれてその障壁に触れちまった者は、今もメディカルセンターで何かの悪夢にうなされ眠ってる。だからあんたを止めたって訳だ」
「確かに……これ以上悪夢を見るのはゴメンだわ。でもその魔術回路、この形式じゃなかったかしら?」

 ミファレラは、とある魔術回路の術式を彼に見せる。
 それは先日彼女が巻き込まれた事件において、探究者の協力のお陰で捕らえられた空賊から入手した情報であった。
 そしてその空賊達も、謎の声を聴いたと訴えていたのである。

「ほう! こいつはまた驚かされたねぇ~……どこでこれを?」
「ある事件で得た情報よ。どうやらその回路、解除の際にその者が最も恐れるイメージを脳内へ送りつけてくるらしいわ」
「……ならこれでパズルは完成した訳か」
「どういう意味?」
「あんたの情報で確信したんだよ。実は数年前にこの旅団から失踪した魔術技師がいてな。そいつはこの技術旅団で発生する公害ガスから人々の身を守る魔法障壁を作る実験に取り組んでいたんだ」

 ログロムはこれまで技術の力だけでここまでの勢力を作り出した大型旅団である。
 技術が最優先されるこの場所において、時に人名よりも研究の成果が優先されることもあった。
 研究の副産物として、今この周辺に漏れ出しているスモッグのような公害問題はここでは度々起こる事らしい。

「その技師のおかげで今ここに充満してるスモッグ問題は収束したんだが……」
「またこうして漏れ出している訳ね」
「ああ。こいつは吸引すると人に幻覚を見せる作用がある。俺達も注意は払っていたからその技師をにらんではいたんだが、恐怖と引き換えに解除させるという部分が実にそいつらしいのさ」
「で、ログロムの一部隊を担う指揮官殿はこの事態にどう対応するのかしら?」

 その問いにエルマーは肩をすくませると、こう答えた。

「残念ながら今はまだ。幾つかなら俺1人で対処出来るんだがこれだけの数となると流石にな。障壁を破り切る前に再生されちまう」
「ならまず1人、名乗りを上げるわ」
「ふ……あまり他所様の手を借りるのは宜しくないんだが……ま、そこは俺が何とかするか。だがまだ2人だ。あんた解除に相当の自信でもあんのか?」
「いいえ。でも、貴方のお眼鏡に適いそうな人間になら、少々心当たりがあるわ」
「やっぱりそうなるか。なら、それで行こう。あまり時間をかけて被害の広がりを放ってはおけないからな」

 エルマーはそう言うと、雪白に命じてテレルバレルへと連絡をする。
 これが今回の依頼の始まりであった。

 果たして探究者達は、待ち構える障壁を前に己の恐怖を乗り越えることが出来るのか。
 恐怖を乗り越えた先には一体何が待っているのか。
 その結末や如何に。


解説


 皆様はエルマーとミファレラの依頼を受け、ログロムにやってきた時点からスタートします。
 目標は【障壁を破壊し、スモッグ発生を止める事】です。
 各PCが所有するエスバイロは使えません。

 NPCからの情報でPCに対して
・障壁が全部で10か所ある事
・障壁の魔術回路は恐怖と向き合う事で解読出来る事
・謎の声が呼びかけてきている事
・障壁までの道のりにはスモッグが立ち込めており、幻覚を見させられる等の悪影響が考えられる事
 が伝えられています。

 こうした状況の中、皆様には恐怖と向き合い障壁の破壊へと臨んで頂きます。

 リザルト作成において、プラン記載内容で重視するポイントは
・PCがどのような恐怖を持っているのか?
・恐怖と向き合った時、PCはどんな気持ちになりどんな行動をするか?
 等になると思います。

 障壁はNPCと合わせ1人1か所計算です。
 ですがPCの心情によっては今の段階では障壁を打ち破れなかったり、恐怖に屈する場合もあると思います。
 それでも構いませんし、プラン内容やMND・VIT値による追加補正、他PCとの協力アクションで乗り越えられる事もあるかと思います。
 (他PCと行動する場合はグループで1つの障壁とさせて頂きます)

 それでも参加人数等の関係で全ての障壁に対応出来ない等の問題が生じる場合、エルマーが何とかしますので、お好きな形でプランをご提出下さいませ!

 今回の判定基準は以下を想定しています(但し変更可能性があります)。
 失敗 :全ての障壁の健在
 成功 :障壁を破壊しスモッグを晴らす
 大成功:障壁の中心部に存在するであろう「声」と邂逅し対処する
 超成功:GMの想定を超える結末へ行き着く

 皆様の活躍によりある程度の障壁破壊に成功すると、「声」の主と邂逅することが出来ます。
 プランに余裕があれば、正体を推測し対応を考えておいても良いかも知れません。
 但し声の正体は現状不明の為、タイトルやプロローグから推測してもらう形となります。 


ゲームマスターより


 皆様お世話になっております!
 リニューアル後の通常運行、今後も皆様と共に世界を深めて行けたらと思っております!

 さて、これまでの無料期間にてアクションが白紙の方や、エピソードの状況上出来ない行動を記載しているプラン等がありました。
 今回は難易度が簡単、という事でプロローグからの派生自由度を削ったものの、普段よりもプラン作成しやすくご用意したつもりです。
 PCの持つ過去や恐怖の設定を作ってみたい方や、戦闘系RPが苦手で心情を書くプラン形式の方は参加しやすいかと思います(その他の皆様も勿論大歓迎ですよ)!

 また「こんなエピソード作って!」だとか「こないだのリザルトここが設定少し変かも?」だとかの楽しめたという感想以外のご意見ご要望もファンレターにてお待ちしております!
 中々自分では気づけない事もありますので、リザルトを読んでいるだけの方も含め、私にも私以外のGMにも何かあればお気軽に送ってみて下さいませ!



貴方の嘆きを闇の怨讐に変えて エピソード情報
担当 pnkjynp GM 相談期間 5 日
ジャンル 恐怖 タイプ ショート 出発日 2017/12/3
難易度 簡単 報酬 通常 公開日 2017/12/13

 ヴァニラビット・レプス  ( EST-EX
 ケモモ | マーセナリー | 20 歳 | 女性 
「スモッグの闇にアニマの声…もしかして、ミファレラさんは?」
ミファレラに、依然聞いたアニマが姿を見せなくなった件を控えめに問い。
謎の声は彼女の遭遇した事件、それに技師と、最悪エルマーが絡んでいるのではないかと。
(特殊なアニマやミファレラに目をつけた事等、エルマーに対しては隠し事を疑ってます)
声の正体が暴走したミファレラのアニマ…というのは、ない事を祈りたい最悪の事態ですが…

恐怖の内容はデザイア参照。人数もいるしソロで。
対抗の術は…仲間とEST-EXの存在。
「私には間違いを諫めてくれる仲間が…とびきりキツいアニマもいる」
「道化にはならない。自分の道を行き、誤れば戻り、やり直し、進んでみせるわ」
 ロベリア  ( アーモンド
 デモニック | 魔法少女 | 13 歳 | 女性 
●目的
障壁を無力化する!
●心情
謎の声…?もしかして。
(ログロムってことを考えるともしかすると…。)
●行動
障壁を破壊し、スモッグを止める…かぁ。
「あー!」
え、アーモンドどうしたの!
ログロム…。
なるほど、これは行くしかないなと思う!
(もしかすると…行方不明の親友の手掛かりになるかもしれないしね)

あ、アリシアさんにヴァニラビットさん!今日は宜しくお願いしますねっ(お辞儀をして)
この先は霧が濃いですね…。
何かあってからでは遅いですから、随時アニマを通しての通信ができれば行いましょう!
【み~らくるくる☆マジカル】を発動して霧がより濃い所に向かう。
あれ…この声は…?
アーモンドも聞こえる?
 アリシア・ストウフォース  ( ラビッツ
 デモニック | マッドドクター | 18 歳 | 女性 
目的
障壁を壊す

心情
何か声が聞こえるって…?全部恐怖も壁も吹き飛ばしちゃおー!

行動
恐怖…あんまりないんだよねー…あ、でも一つだけあるか
マッドドクターってクラスだからね…生死に深く関わって来てるから…もし、治療が間に合わなかった人が向かって来たら…

でもね…ワタシはワタシのした行動に何も後悔なんてしてない
どんな時でも最善を尽くして治療してきたから…そんな恐怖になんて負けないよ
それに…ラビッツもいるしね
ワタシの行動を誰よりも理解してくれる人が居る…それだけで凄い力になるから
だからワタシがそんな恐怖なんてものに負ける訳がないんだ…!

さぁ、邪魔な障壁を壊すよ!治療に比べたらシンプルで簡単なお仕事だね!
 アクア=アクエリア  ( フォブ
 フェアリア | マッドドクター | 12 歳 | 男性 
【行動】
ミファレラさんに自作ペンダントを渡す。
「お守りあげる、夜なら灯りの代りになるかもね。」
障壁解除が終わったら彼女のお手伝いに。
ところでスモッグ発生源って何処?
障壁の中心?
防毒マスク用意しないとね。
吸った人にメディポイゾン効くかな?

【悪夢】
ボクには怖いモノが多過ぎる。
お化けが怖い、アビスが怖い、もちろん死ぬのも怖い。
こんな事で悪夢に対抗できるの?

そういえば絵の中の幽霊さん元気かな?
黒い靄の中、思い出しちゃうね。
口だけ目立つ黒いヒトガタ、もう遭いたくない。
…あれ、ボクって現実のが怖い思いしてない?

【交流】
お3方とも顔見知り。

【エルマーさん】
雪白さんボディにフォブが興味津々!

アドリブ大歓迎!

参加者一覧

 ヴァニラビット・レプス  ( EST-EX
 ケモモ | マーセナリー | 20 歳 | 女性 
 ロベリア  ( アーモンド
 デモニック | 魔法少女 | 13 歳 | 女性 
 アリシア・ストウフォース  ( ラビッツ
 デモニック | マッドドクター | 18 歳 | 女性 
 アクア=アクエリア  ( フォブ
 フェアリア | マッドドクター | 12 歳 | 男性 


リザルト


●闇夜に集う
 今回の依頼に駆けつけたのは【アリシア=ストウフォース】と【ロベリア】、そして【ヴァニラビット・レプス】と【アクア=アクエリア】の4人。
 エルマーは依頼に応えてくれた探究者が揃った事を確認し、状況と作戦を説明する。
「メンバーは俺を除き5人。あんた達には東側の障壁を1人1か所で破壊に当たってもらう。残りの西側は俺が対処する。雪白、地図を」
「ええ」
 エルマーの肩に乗った人形が腕をピコピコ振ると、探究者達のアニマを介して周辺の地図データが視覚上に表示された。
「障壁はある一点を中心とした円周上に並んでいる。よって今回の作戦だが、各員は障壁破壊後その先へ進行、中心部にて合流しこの事態の原因を探り解決する。何か質問は?」
「はいはーい!」
 彼の問いかけにオープンモードでアピールするのは、アクアのアニマである【フォブ】。
「何でエルマー兄ちゃんの雪白姉ちゃんはお人形なのー?」
「ちょ、フォブ?! 今は作戦に関する話で質問が無いかって事で……」
「だってあくあん! ウチがもし雪白さんみたいだったら、本当にあくあんの肩をハムハム出来るんだよ? だからちょっとね、姉ちゃんのカラダを診察させてほしいなぁ~って☆」
 雪白に近寄るフォブから庇うように、エルマーは雪白を手で覆い隠す。
「おい。雪白に手を出そうってなら、障壁の前にあんたからぶっ壊す事になるぜ……?」
 彼は更に対の手を前に伸ばすと、フォブを握りつぶすようなジェスチャーをする。
「エルマー! なんてことを言うのですか!」
 それを見かねた雪白は、エルマーの顔を両手でぽんぽん叩く。
「いて、痛てぇって! 分かった分かった!」
 彼女に促されエルマーはフォブに謝罪する。
 彼の肩の上では雪白がその3倍頭を下げるのであった。


 その後自分達の任された障壁を破壊する為エルマーと別れた5人は、東へ向かっていた。
「それにしても、味方にあんな攻撃的態度を見せるなんて……嫌な感じね」
「あはは……ボクもちょっとビックリでした」
「まぁ、あの人にとってあの人形は本当の雪白さん、って感じだからね~。あんまり気にしなくていいと思うよ?」
 苦笑いを浮かべるアクアにアリシアはそう声をかける。
 彼女は以前依頼でエルマーと出会ったことがあり、その際に彼はケガを負いつつも自分の身を呈して人形を救おうとしていた事を皆に話した。
「アニマリベラ―は体内に埋め込まれるものだから、自分が無事であればアニマも無事なはずなんだけどね。アタシもあんまり詳しく知らないんだけど」
「不思議な人なんですね……」
 ロベリアは先程のエルマーを思い返す。
 確かに彼はあの人形を、人形ではなくそれ以上のものとして大切に扱っていたように思えた。
「貴方達。他人を探るのも結構だけれど、本題を忘れてないかしら?」
 ミファレラの言葉に最初の障壁がある路地裏に辿り着いたことに気づいた一行。 
「まずは私が行くわ。貴方達は先へ進みなさい」
 ミファレラは背中の大剣を抜く。
「待って」
 しかし彼女をヴァニラが制止した。
「私が先に。この中でならケモモの私が身体的に機動力があるでしょ? 先に行って問題が無いか確かめて、何かあれば戻ってきます」
「でも、それじゃヴァニラビットさんが……」
「大丈夫よロベリア。どんな恐怖でも、私が相手になってやるんだから。簡単に負けたりしないわ。いいですよね、ミファレラさん?」
「任せるわ」
「ありがとうございます。それじゃ皆。また後でね」
 一行は路地を進んでいくヴァニラを見送ると、次のポイントへ向かい先へ進む。


「これね……」
 一方のヴァニラは、声の導きに従い障壁の前へとたどり着く。
 障壁は5mを越えようかというほどの高さがあり物理的に飛び越える等は出来そうになく、水が染み出るように白濁したスモッグが漏れ出している。
「先に進むしかなさそうね」
 彼女は覚悟を決めると障壁へと手を伸ばすが。
「……」
 一時のためらい。
(怖いのですか、ヴァニラ?)
 そんな主人の様子を見た【EST-EX(イースター)】が嘲笑する。
 だがこれは彼女なりの励ましである。それを知っているからこそ。
「怖くないわけないでしょ……私だって」
 ヴァニラはそれに触れた。





●この槍の示すもの
「……ここは?」
 一瞬黒い闇へ吸い込まれるような感覚に襲われた彼女は、意識を取り戻す。
 気が付けば、周りはログロムの町ではなく戦火に包まれたとある田舎町に変わっていた。
 これが幻覚なのであろうか。燃え盛る火の熱さも、人の怒号も、漂う血の臭いも……全てが本物のように感じられた。
「……はっ!」
 いや、『本物のよう』などではない。自分はこれらを知っている!
 そう感じたヴァニラは一目散に駆け出した。


「た、助けて~!!!」
「ママ~! パパー!」
 恐怖のあまり座り込んでしまい、泣きじゃくる子供達。
 その眼前には二足歩行をするヴァイレスが迫っていた。
 尻尾や羽のあるその姿は、まるで悪魔を思わせるような出で立ち。
 悪魔はそっと片手を上げると、2つの小さな命を消し去ろうとその手に魔力を蓄える。
「やらせないわよっ!」
 しかし、駆け付けたヴァニラが放つ槍の一撃が悪魔を後方へ弾き飛ばす。
「ククククク……」
「……この状況、間違いないわね」
 不敵に笑う敵の姿に、彼女の推測は確信に変わる。
 これは自分の歴史。記憶の中の出来事をなぞらされているのだと。
 当時の彼女は、全力をもって傷つきながらもこの悪魔を討伐した。それは目の前の子供を守る故の当然の選択であった。だが……
(これが障壁の恐怖ならば……ヴァニラ、分かっていますね?)
「ええ。最悪の思い出だわ、イースター」
 あの時彼女の一突きを受け息絶えようとする悪魔は、最後の力で身体を闇に変えると子供達の中へと入り込み、その精神を破壊したのだ。
 誰がこんな事になると想像できたであろうか。だが、町の人間や子供達の親は、子供達を守ろうとした彼女を強く糾弾する。
 何故逃げなかったのかと。子供すら守れず何が傭兵だと。
 それらの言葉は、己の正義の為に戦い抜いた当時の彼女には重くのしかかった。
(またこいつと戦ったら……でも、戦わないと子供達が本当に殺されてしまう……)
 戦いの先に待つ絶望やいわれのない中傷。それらは槍を握りめる手から力を奪う。
 そんな主人にイースターはため息混じりに語りかけてきた。
「たかだが非難される事がそんなに怖いのですか?」
「イースター?」
「らしくありませんね。私の知る貴女は強がりで、無駄に自分の主義主張を振り回したがる子供のような思想の持主ですが……自身が信じる正義を、誰かを守る事を……疑いなどしないはずですよ?」
「……そうね。例え幻覚だとしても、今度こそ守り切るだけよ!」
 とびきりキツくも温もりのあるアニマの言葉に戦う勇気を得た彼女は、槍を強く握りしめ悪魔へと突撃する!



●例えそれが幻だとしても
 その頃、他の障壁へ向かった一行は2つ目の障壁がある路地裏へとたどり着いていた。
 ヴァニラが危機を告げに戻ってこない以上、一行には彼女が待つであろう先に進むしか道は無かった。
「つ、次は私が行きますね!」
 そう声を上げたのはロベリアだった。恐怖への不安から彼女の声は少し上擦っていたが、アリシアが彼女の手を握りしめる。
「大丈夫だよーロベリアさん! 恐怖も壁も、楽しい気持ちでさくっと吹き飛ばしちゃおー!」
「はい、ありがとうございますっアリシアさん!」
「何かあったらすぐ連絡して下さいね? ボクもすぐ駆けつけますから!」
「アクアさんも頼りにしてますねっ。その時は皆さんに連絡宜しくね、【アーモンド】!」
「うん! 私に任せて」
 ロベリアは仲間達と自身のアニマの笑顔を心のエンジンに、障壁へと歩き出した。


 道すがら、アーモンドと2人きりになった彼女の耳にもまた、謎の声が呼びかけていた。
 その声は悲しいような、それでいて怒っているような、複雑な想いを感じさせていた。
「この声、一体誰なんだろう? 私達の事を知ってて話しかけてるのかなぁ?」
「あー!」
「え、どうしたの?!」
「ロベリー! もしかしたらデュランタもこの声を聴いてたりしないかな?」
「そっか! こんな声が聞こえたらデュランタが放っておくはずないもんねっ」
 彼女は自身と同じログロム出身の親友、デュランタの事を思い浮かべていた。
 現在は行方不明となっているが、人々の笑顔を守る魔法少女として活躍していた彼女ならば、このような状況を知れば必ず姿を見せるだろう。
「そうと決まったら、頑張らないとね! 私もデュランタの反応に気づいたらすぐ教えるね!」
「ありがとアーモンド! それじゃあ、いくよっ……」
『せーの!』
 ロベリアはオープンモードのアーモンドと手を合わせるように、障壁へ触れた。


「……リー、ロベ……ロベリー!」
「ふえっ!?」
「気をつけてっ! この龍……強い!」
 意識が戻った時、彼女はエスバイロに乗り自身の何倍もの大きさをほこる漆黒の龍と対峙していた。
 隣には、今は近くにいない親友の姿もあった。
「でゅ、デュランタ?!」
「ロベリー! 避けるよっ!」
「うわぁ?!」
 だが感動の再開を喜ぶ暇もなく、黒龍の吐く炎をアーモンドがエスバイロを操作し、ギリギリでかわす。
「ロベリー、何だか変だよ? エスバイロの記録があの日になっちゃってる! それに私達障壁の目の前にいたはずなのに……」
「……そっか! アーモンド、デュランタから離れないで!」
「分かった!」
 ロベリアもまた、ヴァニラ同様この状況が自身の記憶の中にある状況と酷似している事に気づいた。
 かつては恐怖に怯え、戦えなかった為にこの戦いで親友を犠牲にしてしまった。
 だが今この世界ならば!
 彼女は勇気を持ってプロントヴァイレスに挑む。
 しかし、どれだけ全力を尽くしても所詮はたった二人の魔法少女。強大過ぎる龍を討ち滅ぼすことは叶わない。
「やっぱり私じゃ……デュランタを救えないの……?」
 敗北への不安がロベリアの魔力を弱めていく。
「希望を捨てちゃダメ! ロベリー!」
「……えっ?」
 だがそんな絶望の中でも、親友は前だけを見据えていた。


●救命と救済の狭間で
 3つ目の障壁を前にアリシアは壁を見上げる。
「う~ん。前に見たのと同じ感じみたいだけど……あれとは規模が違うよね~」
 ヴァニラからもロベリアからも連絡が途絶え、残されていたのはアクアとミファレラを含めた3人。
 最悪の事態を想像するにはまだ早いが、苦戦している事は充分に考えられる。
 そのため3人は、残った中でこの魔術回路を解析した事のあるアリシアが先んじて解読に臨み、先に障壁に向かった2人を助けにいく作戦を立てたのだ。
「よ~し。じゃ、ぱぱっといくよ【ラビッツ】」
「うん!」
 以前と違い頼りになる友人は居ない。
 だが、あの時居なかった自身のアニマが側にいる。
 アリシアは迷いなくその壁に触れた。


 アリシアが目を覚ましたのはアカディミアのとある病院。
 あの時と同じならば、障壁の魔術は記憶から自身の恐怖を生み出してくるはず。そう考えた彼女はラビッツと共に周囲を確認する。
 どうやら他の2人とは違い、この世界でのアリシアやラビッツは他の人間に認知されないようだ。
「アリシア! あそこにカレンダーがあるよ!」
「ん~、どれどれ……っと。なるほどね」
 ありがとうラビッツ。そう言う彼女の顔からは、いつも湛えている人懐っこい笑顔は消えていた。
 アリシアは自身の恐怖の内容を把握したかのように、とある病室へと迷いなく進んでいく。
 彼女がドアを開けた病室には、薄紫のドレスに身を包み花束を持ちながら病人を見下ろす記憶の世界のアリシアがいた。
「あ、この人って……」
「うん。私が助けられなかった人……」
 アリシアが目を伏せる。その病人はアビスの感染が進み死の訪れを待つだけの存在であったが、彼女の治療でこの日まで一命を取りとめていた。だが、結論だけを見ればそれは、イタズラに苦しみを長引かせただけとも言える。
 すると記憶の世界のアリシアは、花を病人の傍らにある花瓶へ立てかけると、ゆっくりと振り返り現在のアリシアを見据えた。
「ヒヒヒ……だからいっただろォ……もうこいつを楽にしてやろうってェ……恨んで化けて出てくるかもしれないなァ……?」
 それは彼女の中に眠るもうひとつの人格。
 デモニックの血に刻まれた争いと破壊の心。
 この心に己の身を委ねることで、戦いだけでなく、悪性の病を破壊するという部分では治療でも成果をあげられた。
 だかかつては、彼女本来の優しく明るい心とこの心が衝突することも少なくはなかった。この患者の死もまた、苦い衝突の記憶の1つである。
「ふふっ……そっか。ワタシまだアナタが怖いんだ」
 だが、彼女は既にこの心との向き合い方を知っていた。


●心に住まう貴方を感じて
 ほんの少し前。4つ目の障壁へと向かうミファレラにアクアは自作のペンダントを手渡す。
「これは?」
「ボク特製のお守りあげます! もしかしたら灯りの代わりになるかも?」
 アクアの渡したペンダントには簡単な電子部品のプレートが付けられており、それはぼんやりと青く発光していた。
「ならありがたく貰っておくけど。それじゃあ、行くわね」
「あ、ミファレラさん!」
「何?」
「信じて下さいね。ボク達の事も、あなたのアニマさんの事も」
「……ええ」
 ミファレラは小さく返事をすると、障壁へと向かっていく。
 5つ目の障壁に触れようとするそんな時も、アクアの脳内ではミファレラの小さな背中が焼き付いていた。


 落ちるような感覚の後、アクアは見えない床に尻持ちをつく。
「いった!?」
 突然の衝撃に思わずお尻をさするアクア。辺りを見渡してみるも、付近には認識出来るものが何もなく、完全に暗闇に包まれた空間だけがそこにあった。
 本来なら、この姿を見てフォブが「あくあんカッコ悪~。さっきミファレラ姉ちゃんに僕は男だから5番目でも大丈夫、とか言ってたくせに~」と馬鹿にしてきそうな所であるが、フォブの姿も見えない。
「うぅ……やっぱり、ボクの恐怖だとフォブが居なくなっちゃうんだね……」
 彼がそうぼやいていると、突然1台の映写機が隣に現れる。
 再度尻持ちをつくアクアをよそに、映写機は闇の中へ何かを映し出した。それはアクアがこれまでの冒険で怖いと思った数々のワンシーン。
 どれもこれも彼にとって刺激的すぎる光景であり、思わず目を背けてしまうアクア。
「うぐぐ……やっぱり、フォブがいないと僕は……」
 フォブがいれば。こんな時なんて言うだろう?
 目の前の映像に縛られないよう、アクアは目を閉じフォブとの想い出に集中する。
 どんな恐怖の時も、どんな冒険の時にも。
 フォブは何時でも側に居て、自分を面白おかしく見守ってくれていた。
 一度姿が見えなくなった時もあったけれど、その時だっている事を信じられた。
 だから!
 アクアは頭の中に沢山のフォブを思い浮かべながら、力強く目を開いた!





●嘆きの叫び
「あっ、あくあん起きた~? 遅いよ~」
 障壁とスモッグの見せる幻覚から解き放たれたアクアは、ゆっくりと一呼吸をするといつもの笑顔を浮かる。
「おはようフォブ! お仕事の続きだよ!」
 彼は皆と合流する為、障壁が消え去った道を進む。


 障壁が消えてからアクアに謎の声は聞こえなくなっていた。
 その事に疑問を感じつつも、彼は一目散に道の先へ走り抜けた。
 やがて彼は少し開けた場所に出る。そこは当初の集合予定地である障壁が囲う中心部であり、そこには何やら人らしきものが座り込んでいた。
(怪しい人発見! それじゃあ早速レッツゴー! って接触する前に……皆は?)
 心の中で呟きながらアクアは周囲を確認してみるも、どうやら彼が一番の様だ。
「じゃあ、調べてみるしかないよね」
 アクアの案に頷くフォブ。
 ゆっくりと近づいて確認してみると、中心に座り込んでいるのは体中黒い痣に覆われた白髪の老人であった。
(黒い痣って……とにかく調べてみないと!) 
 アビスの感染を疑い老人を診察しようと近づくアクアだったが……
「危険だ! 離れてろ!」
 力強い声にアクアは思わず飛びのく。
 彼を止めたのはエルマーであった。
「魔術技師ストーン=ロール。やっぱりあんたが原因か」
(ストーンを……)
「ん?」
「ストーンを悪ク言うナ!」
 エルマーの問いに、ストーンと呼ばれた老人の身体からオープンモードでアニマが飛び出してくる。
 その体からは黒い粒子のようなものが湧き出てており、路地裏に声が反響して遠くまでその悲痛な叫びが響き渡る。
「アナタ達が……ストーン壊しタ!」
ストーンのアニマは、ストーンが人間の恐怖が持つ力を研究していた事。それに目を付けた一部の技師が、自分達の生み出してしまった悪性スモッグの処理をストーンに行わせて、違法な技術革新を進め続けた事。それを知り何度アニマに止められてもなお、ストーンは自身の恐怖と引き換えに障壁を生成しスモッグを防いできた事を話す。
「ストーン、苦しンデ、でも皆の為、ヤッタ! 皆、それ知っテテ、裏切ッた! ストーン、悲シンで、耐エらレナくて、こうナッタ!」
「そうか……この世界に嫌気がさしたストーンは自分毎スモッグをここに封印してたって事なんだな」
 想像もしていなかった顛末に、エルマーはその後の言葉を失う。
「私、ストーンの怨ミ……晴ラシてヤるッ! 何が悪イ!?」
「そんなの間違ってるわ」
 復讐に魅入られた彼女の声。だがそれに負けないような力強い言葉が聞こえてきた。





●想いを信念に宿して
「例えどんな事情があろうとも……誰かを傷つけて良い理由なんてないのよ」
 それはヴァニラの慈愛の籠った言葉。
「貴女の主人は本当に復讐を望むような人だったの? そうじゃないはずよ」
「ヴァニラビットさんの言う通りですっ! やめて下さい!」
 そこにロベリアも駆けつける。
「本当に恨んでいたのなら、今回の様に障壁を通して皆さんに恐怖をぶつけてくるんじゃないでしょうか? でもそれをしなかったのは、ストーンさんに皆を守りたいって気持ちがあったからだと思うんです!」
「ウぅぅ……」
 ロベリアの想いが詰まった言葉にたじろぐアニマ。
 そこにアリシアも合流し語り掛ける。
「今のアナタは、ストーンさんの選択を止められなかった事を後悔してるよね。でもね、もし止めるんじゃなくてストーンさんを励ますようにアナタが応援してたら、きっと前に進めたと思うんだ! 自分の頑張りは無駄じゃないんだって、理解してくれる人が居るんだって、そう思える事は凄い力になるんだから!」
「私も、ずっと後悔してる事があります……でも! こんな私でも、頑張ってたら何かが変わるんだって! どんなに不安になっても希望を信じていられたなら! きっと何かが変わるんです!」
 ロベリアはアリシアに続くように、帽子の中に入れた片腕で自身の角をぎゅっと握りしめながらそう叫ぶ。頑張り続ければ、きっと何かを変えられる。それは障壁の悪夢の中で親友であるデュランタが語ってくれた言葉でもあった。
「ウルサイウルサイウルサイ!!!」
 恐怖を乗り越えてきた探究者達の力強い言葉は、まっすぐにアニマの心へ届いたのであろう。一瞬動きを止めたアニマであったが、自身の内に宿るアビスの闇が燻ると苦しそうにもがきだす。
「怖いノ! 苦しイノよォ!」
 彼女の目からホログラムの涙が伝う。
 その雫が流れ落ちた時、彼女の闇は遂にあふれ出した。



●恐怖を越えた先
 まるで意思を持つかのように、闇の煙は探究者達に襲い掛かるも各自なんとか回避する。
 当然この煙に抱かれてしまっては人もアニマも感染は免れない。そうした事情から探究者達は彼女を止めようにも接近する事が出来ないでいた。
「ちっ。あれさえなけりゃ手の打ちようが……」
「闇が無くなれば、何とか出来るのね?」
「ミファレラさん! 良かった!」
 状況を分析するエルマーの背後から現れたミファレラは、自身の無事に安堵するアクアに目配せをすると、剣を構える。その顔には、これまで無かった微笑みが浮かんでいた。
「私には新しく信じられるものが出来たわ。今ここにいる頼もしい仲間達。そんな彼らを助けたい……その為なら私は傷ついたって構わない。だから応えてくれるわよね……ロトーー!」
 ミファレラは相棒であるロトハーツの名を叫ぶ。
 するとミファレラの背後にもアビスの闇が漏れだすアニマが現れた。
「ありがとう……一回だけ、頼むわねっ!」
 ミファレラはストーンのアニマが放つ闇へ飛び込むと、魔力とロトの闇を込めた一撃を放ち衝撃で闇に間隙を作り出す。
「皆、お願いっ!」
「ストーンを闇の中から救い出すんだ! そうすればアニマも助けられる!」
 ただ目の前で苦しむ誰かを助けるために。
 4人はエルマーの指示とミファレラの願いを受け、闇に向かって駆けだした!
「私に何が出来るかなんて分からないけど……【み~らくるくる☆マジカル】!」
 スキルで不思議な力を宿した彼女は、助けたいという気持ちを込めてストーンのアニマに魔法を放つ。
 すると何故かその魔法は逸れてヴァニラの持つ槍に当たった。すると彼女の槍は光を放ち始める。
「なっ…? とにかく、行くわよっ!」
 戦いの中で己の正義を貫くために。
 彼女の振るう槍の一閃は闇の隙間を更に広げる。
「お願いストーンさん! 一緒にアニマさんを助けよう!」
アクアはそう言うと、ミファレラとヴァニラの創り出した部分から見えるストーンの頭上を目掛けて【癒しの豪雨】を放った。
 アビスに感染されているとしても元は人間。
 心身を癒すその雨を浴びて意識が一瞬で取り戻せたならば。
 アクアのそんな考えが実を結んだのか、一瞬ストーンの指が動く。
「!? ……ストーン?」
 壊れてしまった主人が再び動き出す。
 アニマの中にそんな希望が生まれた事で、ストーンとアニマを覆っていた最後の闇もほとんどが霧散する。
 この機会を逃すまいとアリシアはストーンに接近し、肩に抱きながら【ファストヒーリング】をかけた。
「アナタもアニマさんも、ずっと辛い想いを感じていたんだよね……でももう大丈夫。誰かを守りたいって優しい想いも、悲しみをぶつけてしまいたいって辛い想いも……全部を受け取るよ。ワタシの全部でストーンさんはきっと治して見せるからねっ。だから……今はお休みなさい、だよ」 
 みるみる元気になる主人の姿と、アリシアの言葉に安堵したアニマは、深い眠りへと落ちていった。


 こうして全ての障壁を破壊しスモッグの流出を止めた探究者達はログロムだけでなく、弱った心に付け込んだアビスから2つの大切な命を救い出したのであった。



依頼結果

大成功

MVP
 ロベリア
 デモニック / 魔法少女


作戦掲示板

[1] ソラ・ソソラ 2017/11/29-00:00

おはよう、こんにちは、こんばんはだよ!
挨拶や相談はここで、やってねー!  
 

[12] ロベリア 2017/12/02-22:56

あ、アクアさんも参加してくれるんですねっ。
宜しくお願いします!

一応私はプレイングに、アニマを通して依頼参加者と連絡を取り合う…というようなことを記載したので!
それぞれが単独行動でも大丈夫かとおもいます!
異常があれば、声をかけるくらいしかできないですけど…!  
 

[11] アクア=アクエリア 2017/12/02-22:41

ラビさん、お返事感謝です。
ではボク達はソロで障壁に当たって、枚数壊せる可能性を作りましょう。
後、気になるのは、幻覚効果のあるスモッグですね。
プランに余裕があれば、防毒マスクのように吸い込まずにすむよう対策が取れたらいいなって思うよ。  
 

[10] ヴァニラビット・レプス 2017/12/02-22:29

>アクア
んー、私としては4人いるなら無理にチーム組まなくてもいいかな?
元の流れは人数少ないなら失敗を避けるため確実に…って感じだったし
4人いて全員失敗はそうない確率だと思うから。

プレイングはお誘いがあれば協力、アクアから希望なければソロ…って感じにしてるわ。
その他でしてほしいこと、打ち合わせておきたい事があったら連絡貰えれば対応するわよ
 
 

[9] アクア=アクエリア 2017/12/02-22:06

前提が1人1か所、複数攻略はあくまで救済手段ぽいんですよね。
4人しかいない現状では別行動で数当たった方がいいのかなーって個人的には思う。
だけど、時間もない事だし、同行する可能性のあるラビさんの意見に合わせるよ。
23:30頃、最終プランを出したいと思ってます。
その時点でのココの流れでプラン内容を決める事にするね。  
 

[8] ヴァニラビット・レプス 2017/12/02-19:38

アリシアとアクアもよろしく。これで4人になったわね。
2:2で分けられるようになったけど、どうする?
全員のVITとMND(あと一応Lv)をまとめてみたわ

ヴァニラビット:Lv5 VIT15、MND10
ロベリア:Lv6、VIT10、MND15
アリシア:Lv10、VIT15、MND27
アクア:Lv9、VIT9、MND18

VITは私とアリシアが同率トップ、MNDはアリシア、アクアが上位…という感じみたい。
あくまで参考意見だけど、Lvも考慮して組で動くなら

アクア(Lv9)と私(Lv5)
アリシア(Lv10)とロベリア(Lv6)

って組み合わせがバランスよさそうかな?  
 

[7] アクア=アクエリア 2017/12/02-15:37

ドクターのアクアだよ、よろしくね。
猫の手がわりに助っ人に来たけど、役に立つかどうかは不明!
 
 

[6] ロベリア 2017/12/02-10:49

わ、アリシアさんお久しぶりですっ。
宜しくお願いしますね!

2人と1人ですか。うーん…。
MND値とVIT値が一番高い人が一人で動いた方が良さそうですかね。
足りない分はエルマーさんがなんとかしてくれるみたいですし!
 
 

[5] アリシア・ストウフォース 2017/12/01-01:32

やっほー。
マッドドクターのアリシアだよー。

障壁はたくさん突破出来た方が良さそうではあるけど…安全策を取るのも良さそう。
今だと3人だから、1人と2人に分けて、2人の方は絶対失敗しないようにする…って言うのでもいいと思った!
…でも、超成功とかあるのなら、それを目指して挑戦したくなるよね!  
 

[4] ロベリア 2017/11/30-21:45

それぞれで障壁に向かうのも良しですが…。
魔術回路を解除する際に【恐怖】があり、正気で居られるか、が心配ですね。
そう考えると二人で行動した方がいいのかな~…とは思うんですよね!
一人が魔術回路の解除をしている際に、もう一人が後ろで様子を伺うという感じで…。
ですが、一つでも多く解除するとなれば!それぞれで行くしかないですねっ。

エルマーさんのアニマ、雪白さん。
人形と表現されているのがなんだか気になりますね。
(過去に何かあったんでしょうか…。)  
 

[3] ヴァニラビット・レプス 2017/11/30-20:59

あ、発言できるようになったのね。
あらためて、マーシナリーのヴァニラビットよ。
よろしく、ロベリア。

行動は…人数にもよるけど、各々に障壁を突破して発生装置に向かうって感じかしら?
謎の声の事も気になるけど…エルマーの持っている生体ユニット?も、何かいわくありげな感じがするのよね

 
 

[2] ロベリア 2017/11/30-13:35

初めまして!
魔法少女をしています、ロベリアと申します!
ヴァニラビットさん、宜しくお願いしますね!